豚コレラが岐阜で発生!人間への影響は?中国での感染状況と価格は?

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中国での感染が問題になっていた「豚コレラ」ですが、懸念されていた日本での感染が確認されたようです。
岐阜県によると、岐阜県内の養豚場で死んだ豚を検査した結果、豚コレラであることが判明し殺処分を決めたということです。
『豚コレラとは』
豚コレラ(とんコレラ<ぶたコレラ>、英: classical swine fever, hog cholera)は、フラビウイルス科ペスチウイルス属豚コレラウイルスによる豚のウイルス性疾病であり、症状はコレラとは異なる。発熱し食欲減退、急性結膜炎を起こす。初期に便秘になったのち下痢に移行。全身リンパ節や各臓器の充出血、点状出血などが認められる。日本では家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物は豚、猪。
(出展:wikipedia)
まず、心配しなくていいのは、人間に感染する病気ではないということです。”コレラ”という名前を聞くと、何かとても心配になりますが、あくまでも、家畜豚の病気であるということです。
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感染拡大には殺処分が必要であるということで、まずこの養豚所の豚の殺処分から始まるということだとおもいますが、気になるは周囲への影響です。感染が大きくひろがると、県域の畜産には大きな問題になると思います。
実は、この豚コレラですが、中国での感染も拡大しており、8月初旬以降に感染が確認されており、3万8000頭以上の豚が殺処分されたそうです。
(出展:https://www.cnn.co.jp/business/35125121.html)
やはり、気になるのが畜産業への影響と豚肉価格への影響です。このCNNの記事による中国ではこの豚コレラの流行が伝えられて豚肉価格が7%以上上昇したとのことですから、日本国内での今後の動向についても注視していきたいです。
なお、FAO(国連食糧農業機関)は古くから豚コレラの世界的な流行について警告を出していました。
25/05/2011
国連食糧農業機関(FAO)はコーカサス地方とロシア連邦において死をもたらす豚の伝染病の急増を警告し、流行国における早期対策の強化と、感染が北半球を横断してより広範囲に広がるのを防ぐための国際的な協調措置を取るよう求めた。
FAOのファン・ルブロス主席獣医官は、「アフリカ豚コレラは急速に世界的な問題となりつつある。」と述べ、さらに、「現在、ヨーロッパとその周囲に差し迫った脅威を及ぼしている。各国は警戒態勢で準備と緊急事態計画を強化する必要がある。」と述べた。
FAOが各国に推奨する対策は、状況を評価し、潜在的影響を評価するためのリスク分析を含む。そのような分析は本格的な緊急事態計画の下準備となるべきであり、また、疾病対策戦略の論理的根拠を提供するべきである。
重要なことに、現在この伝染病に対するワクチンはなく、豚をしばしば死に至らすことがあるが、人間には害はない。
(出展:http://www.fao.org/japan/news/detail/en/c/291444/)
今後の迅速な行政の対応と、拡大防止が課題だと思います。
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