就職先選びと企業評価のフレームワーク

年収ラボ

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大学生にとって就職先選びとは将来の収入に直結する非常にシビアな問題です。売り手市場と言われても、就職する立場になると選ぶの企業であって人は選ばれる身でありますが、ここではあえて投資と考えて企業の評価を考えてみたいと思います。

投資先として就職先企業を考えてみる

投資先として就職先を考えてみます。まず、就職先選びで大切なことは、その企業に入って何ができるか、自分にとってどんな成長かあるかなど自己実現の舞台としてその企業と自分自身とのフィッティングがあると思います。

実際に就職活動の面談・面接についても、そうした点をアピールしながら自分のあり様を説明していきます。ただし、ここでは冷徹に将来に渡り給与を支払われる先としての安定性や成長性のみを評価することを考えたいと思います。

企業マネジメントの視点から

就職を投資と考えると、それは純粋にいくらのリターン(給与)が得られるかということになります。企業業績によって増えるボーナスもありますが、給与は年齢によって決まる固定給も多く、そうゆう意味では債券投資に近いものかもしれません。

そもそも企業とは何かを考えると、企業の目的とは顧客を創造することにあります。(マネジメント:P・F・ドラッカー)顧客に何かを提供して財貨を得るのが企業となります。これは公的な組織が、予算によって運営されるのとは異なります。長期に渡って企業が存続するためには顧客を継続的に獲得し満足させ続けなければなりません。今、大学を卒業して、もし生涯一つの企業で働きキャッシュフローを継続的に得たいと考えるのであれば長期的に継続する企業である必要があります。(もちろん、一生一つの会社に勤めるなんて保証できるわけではないし、転職もする可能性があると思いますが安定したキャッシュフロー得る先と考えると長続きする会社であることがメリットであることは変わらないと思います。)

ウォーレン・バフェット からのヒント

長期的な株価の成長を狙い長期に渡り株式を保有しリターンを獲得する戦略があります。最も有名な投資家と言えるのがウォーレン・バフェット でしょう。長期的に強い企業をいかに評価するフレームワークとしてバフェット の投資基準は非常に参考になります。

消費者独占力を持つ製品・サービスがあるか

商品を扱う企業を想定すると考えやすいですが、スーパーを経営するとしてどうしても必要な商品とはなんでしょうか?例えば有名な商品にコカ・コーラがあります。似た様な炭酸で甘い飲み物は多数存在しますが世界中のスーパーに置かれ、消費者に認知されブランドを確立しています。顧客は伸びていくでしょうか?先進国では頭打ちになってきていますが、新興国を中心に顧客はまだ増えるのではないでしょうか。シロップ入りの炭酸水という単純な商品ですが、長く消費者を魅了し今後も急速なブランド価値の低下は考えにくいと言えるででしょう。

2項目以下は、一株利益の安定的な伸び、財務の安定性、ROEの水準などが基準になり、8項目あります。興味のある方は「億万長者をめざすバフェット の銘柄選択術(メアリー・バフェット 、デビッド・クラーク著:日本経済新聞出版社)」を参考にしてください。株式投資の儲け方本というより企業評価の本質が書かれていると考えています。

誰が顧客で何を提供して商品・サービスを財貨に変えているか、顧客を魅了しているか、継続的に魅了できるか、こんなシンプルな視点で企業を見るとその企業のキャッシュフロー創出力が見えると考えます。

絶対につぶれない企業というのは基本的にはありません。顧客がいなくなれば企業はつぶれます。一方、公的組織、究極的には公務員ですが税・予算で仕事が回りますので国が存続する限りはキャッシュフローが回るでしょう。ただし、キャッシュフローの金額は公務員レベルとなるということと採用にはペーパー試験が必要になります。

さて、こちらではM&Aキャピタルパートナーズの生涯給与を算定してみました。長期の株式投資のフレームワークからみてどの様に見えるでしょうか。

顧客は誰か。顧客は主に日本の中小企業経営者です。日本は高齢化と共に中小企業オーナーも高齢化しており子の世代が家業を継承するとは限らず日本中小企業の事業承継の問題は社会課題として大きな課題です。従って顧客はいる、そしてここもと拡大傾向にある。

M&Aキャピタルパートナーズは顧客を独占するほどサービスを提供しているか。当然競合となるM&Aアドバイザーや証券会社等も存在します。企業は急成長していますが、それは企業が強いからなのか単に市場が急拡大しているのか見極める必要があります。

10年後、20年後、中小企業の事業承継の問題はどうなっているでしょうか。事業承継を必要とするオーナーの数はどうなっているか。もし顧客がその時日本人だけだったらどうでしょうか。ブランドの価値は存在するでしょうか。

給与の高い企業として当社を例に取りましたが、当社の場合はコンサルタントの質が企業の命とも言える企業なので、仮に就職するとすれば自分が20年後顧客企業にどんな価値が提供できるかという問いに近くなってしまいます。

一方で、多くの一般日本企業においてこの様な、顧客をどれだけ独占できるのか、20年後の姿は、などの見方で企業を見ると賃金カーブの安定性が見えてくるのではないでしょうか。

 

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